メニュー

症状について

動悸がする

動悸(どうき)が気になる方へ

「胸がドキドキする」「脈が速く感じる」「急に心臓がバクバクする」ーこのような動悸は、多くの方が経験する症状のひとつです。

動悸とは

 

動悸とは、自分の心臓の鼓動を強く感じたり、速く感じたりする状態をいいます。
通常、心臓の鼓動は意識しませんが、緊張や運動、ストレスなどの場面で一時的に感じるのは生理的な反応です。

しかし、安静時にも動悸が続く、めまいや息切れを伴う、意識が遠のくような感覚がある場合は、心臓の病気が原因になっている可能性があります。

動悸の主な原因

考えられる主な原因としては

  • 不整脈(期外収縮、心房細動など)
  • 貧血や甲状腺機能亢進症
  • 自律神経の乱れやストレス
  • 心不全や弁膜症などの循環器疾患

などが考えられます。
症状の原因を特定するには、心電図検査や血液検査、ホルター心電図(24時間~7日間心電図)などが必要になります。

受診の目安

  • 動悸が頻繁に起こる、または長く続く
  • 動悸と同時に胸痛や息切れ、めまいがある
  • 高血圧や心臓病の既往がある
  • 家族に突然死や不整脈の既往がある

などです。

当院では、心電図、24時間~7日間ホルター心電図、心エコー検査、心肺運動負荷試験(CPX)などを用いた詳細な評価が可能です。
気になる動悸がある方は、お気軽にご相談ください。

息切れする

息切れとは

 

息切れとは、呼吸が苦しく感じたり、普段より呼吸の回数が増えたりする状態をいいます。
健康な方でも、運動時や高地などでは一時的に起こることがありますが、軽い動作でも息が苦しい、安静時でも息が整わない場合は、何らかの病気が関係している可能性があります。

息切れの主な原因

主な原因としては

  • 心不全(心臓のポンプ機能の低下)
  • 狭心症や心筋梗塞(心臓の血流不足)
  • 不整脈
  • 肺の病気(COPD、肺気腫、間質性肺炎など)
  • 貧血や甲状腺疾患
  • 運動不足や加齢に伴う体力低下

などが考えられます。
特に、心臓に原因がある場合の息切れは、見逃すと症状が悪化する可能性があります。

検査方法

当院では、息切れの原因を調べるために、以下のような検査を行っています。

  • 心電図、胸部レントゲン
  • 心エコー(心臓の超音波検査)
  • 心肺運動負荷試験(CPX)
  • 血液検査(貧血・心不全・甲状腺のチェックなど)
  • 必要に応じて専門医療機関への紹介

患者様一人ひとりの症状に応じて、無理のない検査と丁寧な説明を心がけています。
「ちょっと歩いただけで息が上がる」「階段をのぼると胸が苦しくなる」「以前より息切れしやすくなった」ーそんな症状はありませんか?
息切れは年齢や体力の低下だけでなく、心臓や肺の病気のサインであることもあります。
気になる症状が続くときは、早めの受診をおすすめします。

発熱

発熱でお困りの方へ

最近の多種多様な感染症に対応するため、従来の血液検査・尿検査、胸部レントゲン検査に加えて、当院では「Spotfire」を導入いたしました。
インフルエンザ・コロナウイルス・マイコプラズマ・百日咳菌・RSウイルス・アデノウイルスなど一度で15項目のPCR検査を行うことが可能です

発熱の主な原因

一般的な原因
  • かぜ・インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症
  • 胃腸炎(ウイルス・細菌)
  • 膀胱炎などの尿路感染症
注意が必要な発熱
  • 肺炎・腎盂炎・敗血症など重症感染症
  • 熱中症
  • 自己免疫疾患(膠原病など)
  • 悪性腫瘍(がん)
  • 薬剤熱

受診の目安

以下のような場合は、お早めの受診をおすすめします。

  • 38度以上の高熱が続く
  • 発熱とともに、激しい咳、息切れ、強い喉の痛み、発疹、頭痛、意識障害などを伴う
  • 5日以上熱が続く
  • 高齢者・乳幼児・持病のある方の発熱

当院では、発熱症状のある方にも安心して受診していただけるよう、時間帯や導線を分けた診療体制を整えています
発熱は体の「警告サイン」です。気になる熱があるときは、我慢せずにご相談ください。

※発熱がある方は、あらかじめお電話またはWEB問診で症状をお知らせいただくとスムーズです。ご予約の方も受診のタイミングは当院よりご連絡させていただきます。

胸が痛い

胸が痛いと感じたら

「胸が締めつけられるように痛む」「ズキズキ・チクチクする痛みがある」「呼吸をすると胸が痛む」
このような胸の痛み(胸痛)は、比較的よくみられる症状ですが、その原因はさまざまです。

胸の痛みの主な原因

心臓が原因の場合
  • 狭心症・心筋梗塞
    胸の中央が締めつけられるような痛み、圧迫感。運動時やストレス時に出やすい。
  • 心膜炎・心筋炎
    ウイルス感染などにより起こることがあります。
  • 大動脈解離(※緊急を要する病気です!)
    突然の激しい胸の痛み。背中に響くような感覚。
心臓以外が原因の場合
  • 肋間神経痛・筋肉痛
  • 逆流性食道炎
  • 肺の病気(気胸・肺塞栓症・肺炎など)
  • ストレスや自律神経の乱れ

受診の目安

こんな症状があるときは、早めに受診をおすすめします

  • 安静にしていても胸が痛む
  • 運動時や階段の昇降中に痛みが出る
  • 胸の痛みとともに、息切れ・冷や汗・吐き気・めまいなどを伴う
  • 数分~十数分で痛みが繰り返し起こる

これらは心臓疾患の可能性があるサインです。特に高血圧・糖尿病・喫煙歴のある方や、高齢の方は注意が必要です。

検査方法

当院では、以下の検査が可能です。

  • 心電図検査
  • 胸部レントゲン
  • 心エコー(心臓超音波検査)
  • 血液検査
  • 心肺運動負荷試験(CPX)※必要時

症状や所見に応じて、迅速に専門的な対応を行います。
重大な疾患の早期発見・早期治療を目指します。
気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。

脈がとぶ

脈がとぶとは

脈がとぶとは、通常の心拍のリズムから外れて脈が一瞬抜けたり、飛んだりするように感じる状態をいいます。
よくみられる原因としては以下のことなどが考えられます

  • 期外収縮(上室性・心室性)
  • 心房細動やその他の不整脈
  • ストレス・疲労・睡眠不足・カフェインやアルコールの影響
  • 甲状腺異常や電解質の乱れ
  • 心疾患(心筋症、弁膜症など)に伴うもの

受診の目安

次のような症状がある方は、一度循環器内科での検査をおすすめします。

  • 脈がとぶ症状が頻繁にある、または長時間続く
  • 息切れやめまい、ふらつきを伴う
  • 胸の痛みや圧迫感がある
  • 高血圧、心臓病、甲状腺疾患などの持病がある
  • 家族に不整脈や突然死の既往がある

検査方法

当院では、以下のような検査を行い、原因をしっかり調べます。

  • 心電図(12誘導)
  • 24時間~7日間ホルター心電図(長時間記録で不整脈を検出)
  • 心エコー(心臓の構造や機能を確認)
  • 血液検査(甲状腺機能、電解質、貧血など)
  • 必要に応じて心肺運動負荷試験(CPX)や紹介先での専門的検査

不整脈の多くは良性のものですが、中には治療が必要な病気が隠れている場合もあります。
早期に診断し、安心して過ごせるようサポートいたします。

足がむくむ

むくみ(浮腫)とは

むくみとは、皮膚や皮下組織に水分がたまった状態を指します。
立ちっぱなしや座りっぱなし、塩分の多い食事、運動不足などが原因で一時的に起こることもありますが、全身性の疾患や循環器の病気が背景にあることもあります。

むくみの主な原因

循環器系
  • 心不全(心臓のポンプ機能低下によるうっ血)
  • 深部静脈血栓症(片脚の急激な腫れ・痛み)
  • 下肢静脈瘤(血液の逆流による慢性のむくみ)
腎臓・肝臓・ホルモン異常など
  • 腎臓病(ネフローゼ症候群など)
  • 肝硬変
  • 甲状腺機能低下症
  • 薬の副作用(降圧薬・ホルモン薬など)

受診の目安

こんな症状があるときはご相談ください

  • 朝より夕方にかけてむくみが強くなる
  • 靴やズボンが入らなくなるほど腫れる
  • 片脚だけ明らかに腫れている、痛みがある
  • 息切れや動悸を伴う
  • むくみが長期間続いている

検査方法

当院では以下のような検査を行います。

  • 心電図・心エコー(心不全の評価)
  • 血液検査(腎機能・肝機能・甲状腺・貧血など)
  • 胸部レントゲン(うっ血性心不全の確認)

原因に応じて、生活指導、内服治療、専門医療機関への紹介など、適切な対応を行います。
「年齢のせい」と思わず、一度ご相談ください
むくみの裏に、重大な病気が隠れていることもあります。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME